伝統工芸師(職人)の技:仕事アラカルト・コミュニティ
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伝統工芸師(職人)の技
2006.12.03:Copyright (C) イヌ夫君の仕事アラカルト
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いうまでもなく、それ以前はほとんどの物が手作りによる製品です。本物は、それぞれ味わいがあり、丈夫で長持ち、修理もある程度可能。本当に手間暇かけて作られたため、ある程度高価な値段になります。
しかし、本物は何十年も使えるものばかりですし、非常に大事に使ったのだろうと思います。
そこで、世の中にはさまざまな伝統工芸品がありますが、その一つの食器(輪島塗)も、使うため、使い込むための工夫が施されていました。職人は、長い時間をかけて技術を習得し、そして技術だけでなく人間力(または人格)も磨いて一人前になり、仕事を究めておられます。伝統工芸師は、確かな基本と技術の上に、センス、想像力、アイデアが上乗せになって、製品というより作品になります。
この世界も後継者が限られていると聞きますが、工芸の世界に魅せられる人達もまだまだいます。テーブルやイス、棚、タンスなどの木工職人や陶芸家などがいい例です。
日々の生活の中で、作った人が分かる見える製品を、使う側から作り出す側になる仕事も素敵だと思いませんか。ちなみに、友人の陶芸家は「自分の作品は、飾ってもらうものではなく、使ってもらうことを願って作っている」と言います。