ハモコミ通信2020年2月号:壱岐産業

壱岐産業
ハモコミ通信2020年2月号


今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎真心の約束

 

 私たちは日々、様々な決め事や約束の中で仕事をしています。

 取引先との契約など、業務の上での約束事は、当然守らなければなりません。自社の信用問題にかかわるため、誰もが意識していることです。

 一方で、会社と自分との決め事はどうでしょう。

 就業規則を守ることはもちろん、面接の時に話した入社後の目標や、入社が決まった時に抱いた決意は、揺らいではいないでしょうか。

 その場しのぎで口にしたことでも、相手は意外と覚えているものです。

 また、自分との約束をないがしろにする姿勢は、自身が思う以上に他人に伝わり、徐々に信用を失いかねません。

 些細(ささい)な約束であっても必ず守る人や初志を貫こうとする人は、上司や同僚、後輩からの信頼も厚いでしょう。

 明確な目標があるため、仕事は滞ることなくスムーズに進みます。

 まずは時間厳守から徹底し、約束や自身の決め事を守る人を目指しましょう。

 

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<コメント>

 ドキッとした人はいませんか。

 その場しのぎを繰り返していると、信用はガタ落ちになってしまいます。

 コラムでは、会社に対する個人ですが、逆も真なり。

 経営者は気をつけなければなりません(汗)。

 もちろん、「会社」を「組織」に置き換えても同様です。

 所属している諸団体の中での約束事はどうでしょうか(汗汗汗)。

 小事をおろそかにしない人は信用が厚いっていうのも当たり前といえば当たり前ですが、本当にそうだと思います。

 元旦に1年の計を立てて早1か月経過。

 自分との約束もしっかり果たしていきましょう。

 


 

◎母のひと言に勇気を得て

 

 職場における人間関係は、上司や同僚、部下との相性も含めて、仕事の成果に大きな影響を及ぼすようです。

 U子さんには、どうしても苦手な同性のパートナーがいました。

 仕事を進める際、常に意見がかみ合わず、とてもやりにくく感じていたのです。

 ある時期には、なるべく接触しないよう、避けていたこともありましたが、どうしても仕事が進まなくなるために、一人で悩む日が増えていきました。

 久しぶりに故郷に帰った夕暮れ時のことです。

 浮かない表情で台所に立つU子さんの心中を察したかのように、母親が突然切り出しました。

「世の中には、色々なタイプの人がいるのよ。こっちから働きかけなくちゃ何も変わらないよね」

〈何も打ち明けていないのに〉と、驚いたU子さんは、この母のひと言で一念発起し、まず先手の挨拶から始め、相手の言い分に耳を傾ける努力を続けました。

 今では仕事に欠かせない最高のパートナーであり、友となりました。良好な人間関係を築くには、待ちの姿勢ではなく、自ら一歩を踏み出したいものです。

 

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<コメント>

 母親が皆、このような“スーパーお察し人”ではないと思いますが、ある程度どんな悩みを抱えているか、わかっちゃうのでしょうか。

 恐れ入りました。

 U子さん、一念発起した時点で勝負あり!ですね。

 心が定まれば行動はハッキリしてきます。

 先手の挨拶、相手の言い分に耳を傾ける姿勢、そしてその継続。

 良いほうに変わらないはずがありませんね。

 オリンピックyearということで、様々なことにチャレンジを始めた人がいると思います。

 人間関係の改善というチャレンジは、むずかしく考えると、最初の一歩が踏み出せないでしょう。

 U子さんのマネをしてみてはいかがでしょうか。

 何しろ、最高のパートナーにまでなっちゃう可能性を秘めているのですから。 


2020.02.03:Copyright (C) (株)壱岐産業 事務局
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