”ドウリズム”としての「米軍基地」問題(続報)―工事はイケイケ:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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”ドウリズム”としての「米軍基地」問題(続報)―工事はイケイケ


 

 「自作自演だ」「そんなところにあるのが悪い」(12月16日付「朝日新聞」)―。今回のヘリ窓の落下事故に先立ち、部品が近くの保育園の屋根で見つかった件につき、ヘイトスピ−チまがいの中傷が殺到している。作家の百田尚樹さんは1年半前、こう語った。「(米軍普天間飛行場は)もともと田んぼの中にあった。基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」。この事実無根が白日の下に晒(さら)されたにも関わらず、沖縄バッシングは止まるところを知らない。「シランフ−ナ」(知らんふり)を決め込む、これはヤマトによる「沖縄差別」そのものではないか(以下、朝日記事から)

 

 

 沖縄で繰り返される米軍関係の事件事故。その被害の実態は県外には伝わらないのか。米軍ヘリの部品が屋根で見つかった宜野湾市の保育園には中傷する内容のメ−ルや電話が殺到し、関係者は心を痛める。オスプレイの大破事故が昨年起きた名護市では、相次ぐ米軍事故に抗議集会が開かれた。米軍普天間飛行場から約300メ−トルの場所にある緑ケ丘保育園には連日、なじるようなメ−ルや電話が舞い込んでくる。「自分たちでやったんだろう」「教育者として恥ずかしくないのか」……。

 

 7日午前、大きな音が響き、屋根の上で見慣れない物体が見つかった。米軍は翌日、大型ヘリCH53Eの部品だと認めた。一方で米軍は「飛行する機体から落下した可能性は低い」とした。メ−ルや電話はそれから相次ぐようになった。多くは「自作自演だ」など園側を疑い、中傷していた。ウェブにも同様の臆測が流れた。嫌がらせのメ−ルをはじく設定にしたが、それでも1日4〜5通のメ−ルが毎日届き、電話もしばしばかかってきて相手は名乗らない。部品が見つかった屋根にはへこんだ痕跡があり、宜野湾署も確認している。職員や園児が「ド−ン」という衝撃音も聞いている。神谷武宏園長は「じゃあ、部品はどこから来たんですか。私たちじゃなく、米軍の管理の問題でしょう。

 

 「そんなところに保育園があるのが悪い」。そんな電話もある。園長はこう反論している。「基地より先に、住民がいた。園だって生活に必要だから、先人たちが建てたんです」。1945年の沖縄戦のさなか、米軍は旧宜野湾村の中心部を接収して滑走路を造った。住民は周囲に居住地を指定され、基地を取り囲むように市街地ができた。沖縄が米軍施政下だった64年、キリスト教の教会がこの地区に初めて造った保育園が緑ケ丘保育園だ。園の保護者たちは、園上空の米軍機の飛行禁止を求める嘆願書をつくり、全国に署名を呼びかけている。園長は「メ−ルの内容を見ると、何も知らない内地(本土)の人だろうなと思う。保護者や職員が落ち込みそうになっているが、嘆願に賛成してくれる声が大きくなって、そんな気持ちを吹き飛ばしてほしい。

 

(写真は部品落下に状況について、説明する緑ヶ丘保育園の神谷武宏園長、左メガネの人=12月7日、宜野湾市内で。インタ−ネットに公開の写真から)

 

 

★沖縄に傘で防げぬ物が落ち(16日付日報・時事川柳)

★怒りの声窓外しても届かない(同)

★官邸を基地の真横に移すべし(15日付・朝日川柳)

★人柱立たねば日米腰上げず(16日付・同)

 

《追記−1》

 

●【東京】翁長雄志知事と宜野湾市の佐喜真淳市長は15日、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、宜野湾市の普天間第二小学校に米軍CH53E大型ヘリの窓が落下したことに抗議し、米軍普天間飛行場の全所属機の飛行中止などを要請した。翁長知事は、普天間の米軍機を県外・国外へ長期間ロ−テ−ション配備することで負担軽減策を図るよう、米側に働き掛けることなどを政府に求めた。佐喜真市長は普天間の早期返還を訴えた。

 

 翁長知事らによると、米軍機が学校上空を飛行しないよう要請したのに対し、菅氏は米軍の飛行回避を徹底するよう米側に働き掛ける考えを示したという。県が新たに要求した普天間所属機の県外・国外へのロ−テ−ション配備は、米軍が嘉手納基地にF35A戦闘機を整備員と共に6カ月などの一定期間配備した計画を逆手に取ったもの(12月16日付「琉球新報」)

 

●普天間飛行場所属オスプレイの沖縄県名護市安部の海岸での墜落事故から1年を機に、同市辺野古の新基地建設に反対する「オ−ル沖縄会議」は15日、抗議集会を名護市21世紀の森屋内運動場で開いた。今月13日に普天間所属CH53Eヘリが宜野湾市立普天間第二小に窓を落下させるなど、相次ぐ米軍機事故に抗議しようと3千人(主催者発表)が結集。オスプレイ撤去、在沖海兵隊の撤退、県内移設によらない普天間の閉鎖・撤去などを口々に叫んだ。

 

 集会決議では、昨年12月13日のオスプレイ墜落以降も普天間所属オスプレイが今年8月にオ−ストラリアで墜落し、新石垣空港など民間空港にたびたび緊急着陸したことを踏まえ「構造的な問題を抱えた欠陥機」と断じた。また、普天間のCH53Eが今年10月に東村高江の民間地で炎上し、宜野湾市内では米軍機の部品が保育園に落下したとみられるほか、普二小への窓落下で児童が負傷する現状に「世界一危険な普天間を放置し続けてきた当事者は日米両政府。沖縄のどこにも普天間を移設する場所は存在しない」として、海兵隊撤退に加え、オスプレイの撤去、普天間所属の全機飛行停止などを要求した。

 

 登壇した稲嶺進名護市長は「あってはならない事故を止めるには普天間を閉鎖し、県外国外に持って行ってもらう。そして辺野古は造らせない」と決意を表明。事故の抗議で上京していた翁長雄志知事は「重大な事故が繰り返し発生し、県民の怒りは限界に達しつつある。オスプレイ配備撤回、普天間の県内移設断念の『建白書』の実現に不退転の決意で臨む」とのメッセ−ジを寄せた。「オ−ル沖縄会議」は週明けにも県内の日米両政府の関係機関に直接、決議を提出する予定(12月16日「沖縄タイムス」)

 

●防衛省は15日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設工事を巡り、日米両政府が護岸一か所などの造成工事の実施で新たに合意した発表した。両政府の協議機関である日米合同委員会が14日に話し合った。防衛省は実施時期について「まだ決まっていない」としている。辺野古移設の是非が争点になる来年2月の名護市長選を前にした合意で、移設を着実に進める姿勢を示す狙いがありそうだ…。(12月16日付「岩手日報」共同配信)

 

●政府は15日の閣議で、断層が近くに存在すると指摘されている米軍辺野古弾薬庫(名護市)に関し、「安全性については、問題ないと認識している」とする答弁書を決定した。沖縄県の「辺野古断層」と「楚久断層」は「位置が必ずしも正確には特定できるものではない」として、弾薬庫との位置関係を示すことは困難だとした。共産党の赤嶺政賢衆院議員の質問主意書に答えた。弾薬庫は、米軍普天間飛行場の移籍先である名護市辺野古のキャンプ・シュアブ北側に隣接している(同上)

 

●立憲民主党と希望、共産、日本維新の会、社民、「無所属の会」の野党6党派は15日、沖縄県宜野湾市の小学校に米軍ヘリコプタ−の窓が落下した事故を受け、与党に衆院安全保障委員会の閉会中審査を早期に開催するよう要求した…。(同上)

 

《追記―2》

 

●「今オキナワに必要なのは、数千人のデモでもなければ、数万人の集会でもなく、一人のアメリカ人の幼児の死なのだ」―。沖縄在住の芥川賞作家、目取真俊さん(57)が掌編小説『希望』の中に記した文章が衝迫的にせりあがってきた。1995年、米兵3人による少女暴行事件が起きた直後の気持ちである。沖縄の深奥(しんおう)を語るにはもはや、この種のメタファ−(暗喩=あんゆ)に頼るしかないということなのだろうか。

 

 


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