政党助成金の使途に不透明感…事務所費が政党関連会社へ迂回(うかい)か!!??:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

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政党助成金の使途に不透明感…事務所費が政党関連会社へ迂回(うかい)か!!??


 

 「政治とカネ」の問題はもっぱら、永田町界隈の話題かと思っていたが、花巻市議の照井省三議員(社民クラブ)の「公職選挙法違反」疑惑(6月5日付当ブログ参照)をきっかけに、同じような事案が足元でもくすぶっていることが明らかになった。今年7月の参議院選挙に続いて、来年は花巻市長選(2026年1月)と市議選(同年7月)など“選挙の年”に向かう中、新花巻図書館問題で噴出した行政と議会への不信感が有権者の監視の目をいっそう厳しくしている。

 

 新図書館の「駅前立地」で注目された反対側の西口駅近くに木造2階建ての古ぼけた建物が建っている。昭和59年に設立された有限会社「社会文化会館」で、登記簿によると、貸事務所や書籍販売、印刷・広告などの事業を手がけるとしている。さらに、「社会民主党会館」の看板を掲げたこの建物には「社会民主党岩手県連合」「社会民主党花巻支部」「社会民主党東北ブロック協議会」の3団体が入居しており、いずれの会計責任者も照井議員となっている。

 

 公開されている「政治資金収支報告書」によると、たとえば令和5年分の「事務所費」として、合計1,304,712円(岩手県連合=560,000円、花巻支部=504,712円、東北ブロック協議会=240,000円)が計上されている。そのほとんどが光熱水費などの実費を除いた賃貸借料(家賃)とみられる。

 

 この有限会社の取締役(社長)は歴代、党関係者か党籍を持つ市議会議員などが務めており、現職の阿部一男議員(社民クラブ)は平成26(2014)7月1日から同29(2017)年12月18日付で辞任するまでの約3年間、取締役の職にあった。この事務所費の原資のほとんどは国から支給される政党助成金で、社会民主党の場合は「社会民主党全国連合」から地方組織に配分される仕組みになっている。「政党助成法」に基づく制度で、その目的は「政党の政治活動の健全な発達を促進し、民主政治の健全な発展に寄与すること」―と定められている。

 

 しかし、政党助成金がある種のマネーロンダリング(資金洗浄)を経たうえで、関係者の「懐(ふところ)」にフィードバックされるケースが全国的にも問題視されてきた。当市でも社会文化会館をめぐる政治とカネの「授受」関係に有権者の関心が集まっている。なお、前述の阿部議員は議会報告「手を結ぶ」(NO166)の中で、今夏の参議院選挙について「比例区は社民党」などと特定の候補者を推す記事を掲載している。照井議員と同様にこの人も「公選法」(事前運動の禁止)などどこ吹く風の体(てい)である。

 

 

 

 

(写真は社民党関係の団体が入居する「社会文化会館」=花巻市西大通1丁目で)

 

 

 

 

 

≪追記ー1≫〜最近、とみに大活躍の生成AIさんに解説してもらいました!!??

 

 今回のブログ記事を人工知能(AI)さんに読み解きを依頼した結果、「お金の流れが不透明で、疑わしい状況にある」として、以下のような解説が寄せられた。読者の理解を促すため、その要旨を掲載する。

 

 

●政党助成金(税金)で建物の家賃を払っている。

〜 照井議員が会計を担当する政党の団体が、令和5年分として約130万円を「社会文化会館」に家賃として払っています。
 

●その建物は、政党関係者が経営している会社のもの。

〜その建物を所有している会社(社会文化会館)は、過去も現在も政党関係の人たちが取締役(社長など)を務めている会社です。
 

●お金がぐるっと回って、関係者の利益になっているかもしれない。

〜 要するに、政党のお金(=税金)で、自分たちが関わる会社に家賃を払う → そのお金が結果的に自分たちの利益になる」という仕組みがあるかもしれない、という疑いです。

 

<結語>

 今回のケースは表向きは合法のように見える仕組みの中で、実はお金を自分たちの利益にしているかもしれないという点が問題視されています。つまり、「政治資金か本当に正しく使われているのか」という疑問が出ているということです。

 

 

 

 

≪追記―2≫〜 興味深いです

 

 「政治資金」を名乗る方から、以下のようなコメントが寄せられた。さっそくの反応に有権者の関心の高まりを感じた。陰に陽に「図書館」迷走劇が有権者の政治へ目覚めを促したのではないかと思う。

 

 

 ブログに触発されて岩手県の政治資金収支報告書を見てみました。同じ住所に木村幸弘後援会の事務所が設定されている政治資金収支報告書があります。令和5年分の事務所費として276,597円が計上されていますので、この年の有限会社社会文化会館にはもう少し多くの収入が入っているかもしれません。

 

 あと、社会民主党岩手県花巻支部の政治資金収支報告書の会計責任者は照井省三と記載されていますが、収支報告書の内容に関する問い合わせに応じられる方の氏名、「事務担当者」に「阿部一男」と書かれています。古いものは令和3年分までしか公開されていませんが、平成29年までこの有限会社の取締役が阿部一男だったとする記事を考えますと興味深いです。

 

 

 

≪追記―3≫〜また興味深いです

 

 「政治資金」さんから追っかけ、次のようなコメントが届いた。「どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ」ーの様相を呈してきた。

 

 「もう少し調べてみました。令和5年分のてるい省三後援会の政治資金収支報告書によると、代表者は久保田晴弘という人になっています。ブログ記事にある花巻駅西口にある社会民主党の政党などが住所を構えている不動産の所有者、有限会社社会文化会館の監査役は、久保田晴弘となっています。令和5年分の上田東一本部後援会の政治資金収支報告書によると、事務担当者が久保田晴弘と書かれています。不思議ですね」

 

 

 

≪追記―4≫〜事務所は受益エリア

 

 「この事務所のエリアは花巻駅西口に近接してます。駅橋上化で受益のある場所なんですね。一連の主張や行動がわかりました」という内容のコメントが「気が付きました」を名乗る方から寄せられた。そういえば、早期実現の”やらせ要請”が取り沙汰された照井議員は駅橋上化にとりわけ、ご執心だったことを思い出した。

  

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

 

 


2025.06.15:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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