12月定例会で”暴言”騒動―市長、ご乱心:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ

はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
12月定例会で”暴言”騒動―市長、ご乱心


 神戸製鋼所や三菱マテリアル、東レなどの大企業で、製品デ−タの改ざん事件が相次ぎ、ガバナンスが地に落ちた感がある。この言葉は「コ−ポレ−トガバナンス」に語源を有し、直訳すれば「企業統治」を意味する。不祥事の続発を受け、最近では統治5原則として「コ−ポレ−トガバナンス・コ−ド」を定める企業も増えている。「株主の権利・平等性の確保」「株主以外のステ−クホルダ−(利害関係者)との適切な協働」「適切な情報開示と透明性の確保」「取締役会等の責務」「株主との対話」―の五つで、「株主」を「市民」に置き換えれば、そのまま「自治体ガバナンス」にも当てはまる。民間企業で法務を担当した経験のある上田東一市長に対し、この点をただす。私の一般質問は6日(水)午前10時から。登壇原稿は以下の通り。市議会のHPからインタ−ネット中継にも接続できます。傍聴をお待ちします。

 

 

 議席番号2番、無所属・無会派の増子義久です。今回の一般質問が上田市政下での最後になりますのでよろしくお願い申し上げます。さて、行政運営の基本原則は「コンプライアンス」と「ガバナンス」と言われています。コンプライアンス(法令遵守)についてはこれまで何度も取り上げてきた経緯がありますので、今回は行政統治のあるべき姿―「行政組織とガバナンス」に絞って、何点かお尋ねしたいと思います。最近、大企業による製品デ−タの改ざんなどの不祥事が相次ぎ、ガバナンスの危機が叫ばれています。しかし、この大原則は民間企業に限ったものではなく、地方自治の根幹を支える最低条件でもあります。

 

 上田市長は次期市長選への出馬も表明されていると伺っています。過去4年間の総括と次なるステップに向けた決意を含め、簡潔明瞭なる答弁をお願いします。4年前の市長選の公約として上田市長は「4つの基本姿勢」を挙げ、その4番目にこう記しています。「市職員に責任と権限を持たせ、職員の情熱を引き出し、能力を大いに活かします」―。この文章の中の「責任」「権限」「情熱」「能力」という言葉にガバナンスの要諦(ようてい)が凝縮されていると思います。この公約がどの程度実現したのか、あるいは実現されなかったのか、その原因はどこにあるのか―など以下の具体的な項目についてのご見解を伺いたいと思います。

 

●1点目は「人事評価制度導入の成果と定員適正化計画との整合性」―についてです。当市でも昨年度から、能力評価と業績評価による「人事評価制度」が運用されていますが、その成果が「職員の任用や人事配置」など定員適正化の面で実際にどのように活用されているのか伺います。

 

●2点目は「職員の再任用制度の運用と『理事』職の新設」―についてです。3月定例会閉会後に「行政組織規則」が改正され、新たに理事職が設けられました。これに伴い、本年4月から理事1名が起用されていますが、これは一般職の補完的役割を果たす「再任用制度」の一環なのでしょうか。 新設の理由とその任用基準をお尋ねします。

 

●3点目は「一般事務職採用試験に『チャレンジ枠』と『社会人枠』を新設した理由とその運用、現状及び評価」―についてです。この採用枠は岩手県では初めての試みと言われています。採用試験では筆記試験が免除されることになっていますが、いまこの時期にこうした採用枠を新たに設けた理由と「職員の能力を最大限に活かす」という公約との兼ね合いを含めて答弁をお願いします。

 

●4点目は「任期付職員の採用に関して、外部人材の活用の必要性と今後の見通し」―についてです。行政運営が多面化・多様化する中で、とくに専門知識が必要とされる仕事が増えていることがその背景にあると思います。この4年間で具体的にどの分野でその必要性が顕著になったのか―お伺いします。

 

●最後の5点目は「市役所での共稼ぎ職員に対する人事管理上の対応」―についてです。当然のことながら、職業選択の自由や婚姻の自由は憲法に定められた「基本的人権」であることは言うまでもありません。この大前提に立った上で、なおガバナンス上の配慮が必要な場合があるとすれば、それはどんなケ−スなのか―最後にお尋ねします。

 

 振り返ってみれば、私の一般質問はコンプライアンスや今回のガバナンスのように、行政運営の基本にかかわる案件に終始してきたように思います。最後の質問はできれば建設的な議論で終わりたいと思っていましたが、結局、それもかないませんでした。厳しい言い方をすれば、行政のインフラ整備がいまだしということかもしれません。質問する側としても内心、忸怩たるものがあります。しかし、市民の負託を受けた議員のこれも宿命だと考えています。以上で登壇しての質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いします。

 

(写真は統治の重要性を訴える漫画。「自治体ガバナンス」という言葉があるように、これは民間企業に限ったことではない=インタ−ネット上に公開された写真から)

 

◎《急報》●

 本日(12月6日)の一般質問の質疑で、答弁に立った上田東一市長が質問権に露骨に介入したうえ、通告した「理事職」に関する質問について、議場内で「こっちは規則に従って手続きを進めているだけだ。個人情報に関することにいちいち答弁する必要はない。質問する方も質問する方だ」と大声で”暴言”を吐き散らす一幕があった。休憩時間内とはいえ、この事態に議場内は一時、凍り付いたように雰囲気になった。上田市長は現在、1期目で2期目への出馬を表明している。市長選挙は2018年1月28日に予定されている。なお、この日のハプニングについては、質疑の録音を精査したうえ、近く当ブログで詳しく報告したい。

 

 

 


この記事へのコメントはこちら
題名


本文


作成者


URL


画像

編集用パスワード (半角英数字4文字)


 ※管理者の承認後に反映されます。
ゲストさんようこそ
ID
PW

 合計 40人
記事数
 公開 2,852件
 限定公開 6件
 合計 2,858件
アクセス数
 今日 594件
 昨日 1,527件
 合計 7,523,437件
powered by samidare
system:samidare community