女川の高校へ:

若者就業支援
女川の高校へ
3月16日、震災以来2年ぶりに渡波から浦宿までの石巻線が復旧しました。
石巻からJR と代行バスを乗り継いで通学していた学生も、乗り換えなしで通えるようになり、時間も有効に使えそうです。

浦宿駅


線路のすぐ横の海は万石浦


二両編成の石巻線


線路はここまで。
浦宿の向こうは終点の女川駅。あと一駅の復旧が待ち遠しいです。


こちらの高校は県教育委員会の「新県立高校将来構想・第一次実施計画」により平成25年度をもってその歴史を閉じる予定だそうです。
そのため、平成24度は新入生を募集せず、現在2年生のみが在籍。

4月からスタートする新3年生。
高台にある大きな校舎で、高校生活最後の1年間を過ごします。
卒業生や地域の人達にとって、高校の閉校は寂しいでしょうね。

地元の就職支援をなさっている方にお聞きしたところ、女川を含めた石巻地域は復興事業の影響により製造業や建設業、それに伴う飲食業などの求人が多く、
来年度、就職希望の高校生への求人も期待されているようです。

宮城労働局発表
宮城県・平成25年3月高校卒業者の内定率は96.8%
宮城県内求人倍率は1.98倍 (平成25年2月末現在)

震災前よりも就職しやすい状況ではありますが、本人の希望する職種があるかどうか。
特に、求人は多くても女性に適する職種は限られているため、企業とのマッチングに繋がらないケースもあります。
女性が生き生きと活躍できる職場の環境作りが、これからの東北の企業にも必要になってくるでしょう。


2013.03.19:Copyright (C) 社会人基礎力養成講座
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