なぜ『ガン=死』と思うのか:生涯学習ノート

生涯学習ノート
なぜ『ガン=死』と思うのか
ガンになると治らない、待ち受けるのは死のみである、という観念にがんじがらめにされているのはなぜだろうか、と疑問に思う人は少ないと思う

ガン=死と思っている人が大多数である
でも本当に「ガン=死」なのだろうか

その観念の基には「ウィルヒョウの定義」があるという
この定義の内容についてある雑誌からの抜粋記事で触れてみる

「ウィルヒョウの定義」とは今から150年ほど前、1850年代の定義

「がん細胞は、正常細胞の突然の変異によって生まれ、ひとたびできると、宿主(患者)を死に至らしめるまで無限に増殖する」という

つまり、いったんできたが最後、ガン細胞は患者が死ぬまでどこまでも増え続けるというという絶望的なイメージを持たされる定義である
だから別名「ウィルヒョウの呪い」とも言われている

この定義に関して「いのちの田圃」(ガン患者学研究所発行)112号で次の2つの記事があった
 
1つ目は寺山心一翁氏が「ガンからもらった素晴らし気づき」と題する講演で次のように話している

「なぜガンを悪者扱いにするのか」という見出しで

『ガンを悪者にして殺そうとする論理は、西洋医学のベースとなる狩猟民族の思想だと思う
自分たちに都合が悪い悪者を侵略して殺す、この根幹にある思想が分かったとき、私がガンを愛したことは、対極にあるものだと感じたのである』

『ドイツの病理学者で、また政治学者でもあったルドルフ・ウィルヒョウが、摘出したガン細胞を培養液の中に置くと増殖して成長が止まらないという実験から「ガンは永遠に成長し続ける細胞である」と1850年代に定義したことはご存知の方もおおいだろう。一面で真理であるが、真理ではないことが実証されはじめて、いよいよ医学部の教科書が書き直されてもよい時期にきている』

『きれいな水の中にガン細胞を入れて、愛を送る実験をしたなら、よい結果が出ると思っている。誰か実験をしてデーターを取ってくれないだろうか。皆が分かる形で証明できれば、必ず何かが変わると思う』

2つ目は「知識と行動のレッスン」という項目で次のような対談記事が載っている

「ウィルヒョウの罪・医者の罪」という見出しで

村木
『いつだったか川竹代表は講演の中で、「私の使命の一つは、ゴーストバスターになること」つまりガンの恐怖のイメージという亡霊をこの世からなくすことだって話していたけど、この亡霊の最たるものが、この「ウィルヒョウの呪い」ね
計算によっていろいろな説があるけど、人間は皆赤ちゃんから老人まで、毎日3千から5千個も新しくガン細胞が生まれ続けているといわれている。だからもし「ウィルヒョウの定義」が正しいなら、つまり、いったん生まれたが最後、無限に増殖するのなら、川竹代表が指摘したように、人類なんかはとっくに滅亡しているわよね、ガンで。
でも実際は、NK細胞などの免疫機能が働いて、ガン細胞を見つけ次第やっつけてくれる。無限の増殖なんてあり得ない話です』

村木
『何といっても、人間はガンに負ける、絶対に勝てないという誤った信念を植えつけたことでしょうね。だから外部から介入して、徹底的に攻撃をしてやっつけるしか他に方法がない・・・世界中の医者たちが恐怖に凝り固まって、そうかたくなに思いこんでしまった。そして、外部からの力としては「切る、焼き殺す、毒殺する」の3大療法しかうかばなくなってしまったことでしょうね

最大の問題は
『「怒りや恐怖のようなマイナスの感情を動機にした行為は、必ず行き過ぎてしまう」っていつか代表がいっていたけど、3大療法なんか、まさにそのとおりね。患者がどんなにたくさん死んでも、それ以外の方法を考えてみようともしなくなった。典型的な思考停止ね』

「ガンは治ってはいけない」という見出しでは
鎌田
『このところ先生(新潟大学 安保先教授)は、立て続けに7本もの論文を世界ガン専門誌に応募した。ところがどこもみな、ほとんど予備審査の段階で門前払いらしい。で先生が憤慨して言うには、「ガン慰医療の世界では、ガンは治る病気であっては困るんだ」って』

村木
『困るというのは・・・

鎌田
『一つにはビジネスとしてガンが治ると不都合な人たちの存在。もうひとつは、これまでガンを治せないできた医者や研究者も困るだろうね。彼らの間では何十年も、ガンは治らない病気であるという大前提で全てがすすんできた。治せなくても、許されてきた
でも、治る病気、治せる病気となれば、実際に治さないといけなくなる。でも3大療法から出られない彼ら、いまだに『ウィルヒョウの呪い』に取り付かれている彼らでは治せない。そんなとき、彼らの考えを根底から覆す安保先生のような立場から、本当にガンが治せる考えが出てきたとなると・・・』

2010.05.24:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
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