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「働き盛りのがん」
26日(土)NHKが夜9時から10時半までの90分間、スペッシャル番組として上記の題で放映された
自らも娘さんをがんで亡くした児玉 清さんが司会を務めていた
がんと6回も向き合った関原さんという男性の25年間の軌跡をドラマでたどるという脚色
関原さんはニューヨーク駐在中の39歳の時、進行した大腸がんを告知されました
その後、肝臓、肺への転移、肝臓への再転移などを繰り返しながら生き延び、当初の「5年生存率20%」を、身をもって打ち消してきた
また関原さんのドラマと合わせて、児玉さんの司会で今、実際にがんと向き合いながら働く20代から50代までの働き盛りの人々によって繰り広げられたトークを紹介していた
働きながらがんと闘う人々の現実と、それを乗り超えるために何が必要かなのかをとい掛けるトークだった
関原さんが5年生存率20%といわれたときのショック状況が映像で具体的に紹介されました。自分は生き残れない!と思って頭のなかが真っ白になったそうである
私のすい臓がんの5年生存率も20%
私も医者から「すい臓がんです」と言われたとき、やはり「もうだめだ、死ぬんだ」と思ってしまった
自宅にたどり着いて女房に「5年生存率20%だってよ!」と言ったら「20%に残ればいいんじゃない。むにゃむにゃ・・」とあっさりと言われてしまった
え、え、そんなに簡単に言うなよ、と思いながら「うん、そうだよな、80%でなく20%に残ればいいんだ」と妙に納得し、救われたような気になったことを思いだした
トークのなかで印象に残っているがん患者の言葉として、がんになってみて3つの壁を感じているというのがあった
1つは自分の壁
自分自身から自分ががんをわずらっていると言ったほうがいい。特に職場の上司や仲間には言ったほうがいい
2つめは職場の壁
職場は治療費を稼がなければいけない場である以上に、やりがい、生きがいを与えてくれる場として受け止めて仕事に向き合ったほうがいい
3つ目の壁は社会の壁
生きている姿をさらけ出し、ありのままの自分を見せる生き方がいい。社会に対して違う輝きを発揮できるはず
1つ目の壁については同じ思いである
私は積極的に「私はがんを患っています」と言うようにしている
言われた人はいい迷惑かもしれない
瞬時にどう対応したらいいのか迷ったり、言葉に詰まる人が多い
がん=死という従来の意識がそうさせるのだろう
がんを公表しているのは、無意識的に自分は「がん=死ではない、生きていけるのではないか」という思いをもっているからかもしれない
がん=死だから公表するものではない、公表されると迷惑だ、という考え方も分かるが、がん治療も進歩して死なない人も増えてきている
がんを公表することによって力強く生きていこうとする人も増えてきそうである
2つ目の壁については経済的問題を引きずって運不運がついてまわるようである
トークにも出ていたが従業員を大事にする会社であればがんとなっても多少の期待がもたれるが、大多数の会社ではお荷物として扱われるようである
がんは生活習慣病という捉え方をすれば、過労や過重なストレスは避けることである
あとはお荷物にならないような実力を身につけて、がんとなっても働ける場所を確保していくしかない
三つの目の壁は同感できる
自分ががんになってみてがんになる前よりもより豊かな人生を送ることができることに気づいている
全てに対しての自分見る目や感じ方が違ってきている
生きていることの喜び、生きていることへの感謝、家族への感謝、全てへの感謝の気持ちを自覚しつつある
家族との結びつきも強くなったような気がする
このテレビでも夫婦家族の協力や支援の紹介があり夫婦や家族の写真も映し出されていた
がんになって「感謝」することが出来るようになった自分を社会にぶつけていけばいいのではないだろうか
今までとは違った輝き方で活躍できるはずである
今1/2の人ががんになり、1/3の人ががんで死んでいく時代に入った
がんに向き合う姿勢、意識も変えていっていいのではないか
かん患者に向き合う姿勢、意識も変わってきていいのではないだろうか
そういう意味で、このテレビ番組の編集方向は参考になり、勇気付けられる
意識を変えてがんや人や社会ときちんと向き合うがん患者の姿勢と、それを受け入れて応援していこうという人々のあり方を提示しているからである
このような番組が続くことを期待したい
最後にトークの中に
『「がんばってね!」と言わないで「がんばっているね!」といってもらいたい』という話があった
がん患者でなければ気づかない言葉の彩かもしれないが自分もそう思う
2009.12.29:Copyright (C)
年だからでなく年がいもなく
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自らも娘さんをがんで亡くした児玉 清さんが司会を務めていた
がんと6回も向き合った関原さんという男性の25年間の軌跡をドラマでたどるという脚色
関原さんはニューヨーク駐在中の39歳の時、進行した大腸がんを告知されました
その後、肝臓、肺への転移、肝臓への再転移などを繰り返しながら生き延び、当初の「5年生存率20%」を、身をもって打ち消してきた
また関原さんのドラマと合わせて、児玉さんの司会で今、実際にがんと向き合いながら働く20代から50代までの働き盛りの人々によって繰り広げられたトークを紹介していた
働きながらがんと闘う人々の現実と、それを乗り超えるために何が必要かなのかをとい掛けるトークだった
関原さんが5年生存率20%といわれたときのショック状況が映像で具体的に紹介されました。自分は生き残れない!と思って頭のなかが真っ白になったそうである
私のすい臓がんの5年生存率も20%
私も医者から「すい臓がんです」と言われたとき、やはり「もうだめだ、死ぬんだ」と思ってしまった
自宅にたどり着いて女房に「5年生存率20%だってよ!」と言ったら「20%に残ればいいんじゃない。むにゃむにゃ・・」とあっさりと言われてしまった
え、え、そんなに簡単に言うなよ、と思いながら「うん、そうだよな、80%でなく20%に残ればいいんだ」と妙に納得し、救われたような気になったことを思いだした
トークのなかで印象に残っているがん患者の言葉として、がんになってみて3つの壁を感じているというのがあった
1つは自分の壁
自分自身から自分ががんをわずらっていると言ったほうがいい。特に職場の上司や仲間には言ったほうがいい
2つめは職場の壁
職場は治療費を稼がなければいけない場である以上に、やりがい、生きがいを与えてくれる場として受け止めて仕事に向き合ったほうがいい
3つ目の壁は社会の壁
生きている姿をさらけ出し、ありのままの自分を見せる生き方がいい。社会に対して違う輝きを発揮できるはず
1つ目の壁については同じ思いである
私は積極的に「私はがんを患っています」と言うようにしている
言われた人はいい迷惑かもしれない
瞬時にどう対応したらいいのか迷ったり、言葉に詰まる人が多い
がん=死という従来の意識がそうさせるのだろう
がんを公表しているのは、無意識的に自分は「がん=死ではない、生きていけるのではないか」という思いをもっているからかもしれない
がん=死だから公表するものではない、公表されると迷惑だ、という考え方も分かるが、がん治療も進歩して死なない人も増えてきている
がんを公表することによって力強く生きていこうとする人も増えてきそうである
2つ目の壁については経済的問題を引きずって運不運がついてまわるようである
トークにも出ていたが従業員を大事にする会社であればがんとなっても多少の期待がもたれるが、大多数の会社ではお荷物として扱われるようである
がんは生活習慣病という捉え方をすれば、過労や過重なストレスは避けることである
あとはお荷物にならないような実力を身につけて、がんとなっても働ける場所を確保していくしかない
三つの目の壁は同感できる
自分ががんになってみてがんになる前よりもより豊かな人生を送ることができることに気づいている
全てに対しての自分見る目や感じ方が違ってきている
生きていることの喜び、生きていることへの感謝、家族への感謝、全てへの感謝の気持ちを自覚しつつある
家族との結びつきも強くなったような気がする
このテレビでも夫婦家族の協力や支援の紹介があり夫婦や家族の写真も映し出されていた
がんになって「感謝」することが出来るようになった自分を社会にぶつけていけばいいのではないだろうか
今までとは違った輝き方で活躍できるはずである
今1/2の人ががんになり、1/3の人ががんで死んでいく時代に入った
がんに向き合う姿勢、意識も変えていっていいのではないか
かん患者に向き合う姿勢、意識も変わってきていいのではないだろうか
そういう意味で、このテレビ番組の編集方向は参考になり、勇気付けられる
意識を変えてがんや人や社会ときちんと向き合うがん患者の姿勢と、それを受け入れて応援していこうという人々のあり方を提示しているからである
このような番組が続くことを期待したい
最後にトークの中に
『「がんばってね!」と言わないで「がんばっているね!」といってもらいたい』という話があった
がん患者でなければ気づかない言葉の彩かもしれないが自分もそう思う