映画「3時10分、決断のとき」:生涯学習ノート
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新聞の上映時間紹介のところに『「許されざる者」以来の最高の西部劇だ!』という宣伝文句を頼りにして入館
結果は予想以上に面白かった。久しぶりの西部劇を堪能した
生活にあえぎ、家族との絆もほころびかけてきている小さな牧場主と強盗団のボスの男と男の対決
牧場主が捕らえたボスを3時10分発の列車に連行するまでの物語である
途中の場面のスリリングであるがラストシーンが素晴らしい
牧場主は南北戦争で片足を失くして以来つきに見放されているようである
牧場の経営に行き詰まり、妻と長男の信頼を失いかけて、家族の絆もほころびかけてきている
なんとか牧場も家族も再建しようと必死である
強盗団のボスは長年にわたって極悪非道のことをやってきたが、屈折した思いを抱きながら、強盗団のボスをやっているのが伝わってくる
ボスをラッセル・クロウが演じている
牧場主は報酬だけでなく、誇りを取り戻す戻すことによって妻と子どもの信頼を勝ち取るために命を賭けて危険な仕事にチャレンジしたのだ
長男が見せる父親に対する軽蔑的なまなざしと、それに応えられない父親の苦悩と哀しみが印象的である
ボスが極悪非道の道に走った要因の1つに家族の愛に恵まれなかったことが場面、場面に出てくる
ボスは護送される道中において次第に牧場主の1途な思いと生き方に惹かれるようになり、最後のどんでん返し的なシーンにつながっていく
善と悪の正反対にいる男2人が男としての“生き方”、家族愛とはなにかという“生き方”を貫く姿に感動する
若干浪花節てきなところもあるが、日本人には通ずる男の生き方である
気分がすっきりした