年がいもなく講習会に参加して:生涯学習ノート

生涯学習ノート
年がいもなく講習会に参加して
必要に迫られて○○県の○○○市で行われた「職業能力開発推進者講習会」と称する2日間の講習会に参加
JRで仙台から1時間半くらいかかるところなので宿泊となった

主催は○○県の職業能力開発協会である
参加者は○○県の地場企業の総務人事関係者14名でうち女子が4名
講習の内容は「導入レベルのキャリア・コンサルテング講習」ということであるが、中央職業能力開発協会が開発した「CADS&CADI」というキャリア形成用のシートを活用してのキャリア形成についての講習である
従って講師は中央職業能力開発協会からの派遣講師

2日間にわたって
キャリア形成がこれからの企業の人材育成という視点で重要であること
「CADS&CADI」というシート(ツール)の有効性とキャリア形成を企業内で普及させる方法
などについて学習した

キャリア形成に関しては自己分析が必要とされる
そのために振り返りや棚卸しという作業が行われ、それらを基にして自分のキャリア目標や計画を作る、という流れになる
その作業を行うために「ツール」と称する開発や分析診断のシートが使用される
各種のツールが氾濫しているが「CADS&CADI」というのは基本的ツールとして紹介されているツールである

キャリア形成に関わる以上はこの「CADS&CADI」をマスターしておく必要性を感じて今回年がいもなく受講してみたのである

ツールについては今までも学習してきたので今回の「CADS&CADI」についてもそれほどの新鮮さを感じなかったが、1緒に受講している企業の担当者たちの反応には興味があった

2日間いろいろと意見を述べあった
人事や研修担当者もやはり人材育成に関して頭を悩ましている様子が伺えた
その前に、派遣や期間従業員への対応などで悩んでいることを知ることができた
キャリア形成以前の問題を抱えているようである

人材育成はきれいごとではいかない
キャリア形成はトップの意識改革があってはじめて俎上に上るテーマであるが、昨今の厳しい環境のなかでは毎月の受注と資金繰りに追われているようである

そうした中でも人材育成に関心を持って取り組んでいける企業が生き残っていけるような気がするのであるが難しいことでもある

今回の講習会はCADSなどのツールの学習よりも、人材育成に携わっている現場の方々の声を聞けたことが収穫であった

この現場の声を今後の活動に活かしていきたいものである

久しぶりの宿泊出張であった
ホテルで1人の時間を過ごしたり、初めて訪れた街の朝のウーキングなどで楽しい時間を持つことができたが学習するのはもう独習でいいのではないかという思いにとらわれた
年だからということで講習・セミナーへの参加はそろそろ終わりにしようかと思いながら帰った


2009.09.05:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
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