映画「それでも恋するバルセロナ」:生涯学習ノート
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いささかくたびれたので、気分転換と思って近くの映画観の上映時間を調べてみると、あるある
4時半からウディアレンの「それでも恋するバルセロナ」
今週末で終わりというのに満員に近い入り 女性優待日だった
映画はラブストーリ・コメディとか恋愛ドラマとかいわれている割には結構重たいではないか
バルセロナの画家とアメリカの女子大生2人の三角関係かと思って観ていたら、画家の別れた妻が加わって四角関係になってしまう
ドタバタ恋愛劇になってしまうかと思いきや、微妙な女心やクレイジー気味で激情型の元妻の存在が鍵となって生み出される奇妙な関係が描き出されて結構引き込まれていく
「成就しない恋はロマンチック」とか「愛しているけどときめきを感じない」というようなセリフが老いた頭の隅に残る
本当の男女の愛とはどういうの、恋愛とは、女心とは、ときめけばどうなるの、どうすればいいの・・・
セックスとは人間にとってなんなんだろうか・・・・
70歳になろうとしているのにふっと考えたりして
70年も生きて、結婚して子どもも作っているのに
何もわかっていない もう遅い
欧米映画でのセックス描写などを観ると、わが身のそれは貧しかったなーなどと思ったりして
でも日本人は農耕民族、侘びさび文化、目刺しメインディシュだから欧米人とは違うんだ、などと無意味な自己弁護
もう「色即是空」に心傾けよう
監督のウディアレンは75歳になるという
映画の中に自分の分身を作るという定評がある
ご立派