「人生のピークを過ぎて」:生涯学習ノート

生涯学習ノート
「人生のピークを過ぎて」
「人生のピークを過ぎて」と題して上野 千鶴子は述べている

『「もしあなたがもう一度人生をなおせたとしたら、何歳にもどりたいです
か?」という質問がある
女性は30代、男性は50代と答える人が一番多いという

女性の30代は出産・育児に夢中な年齢だ。子どもの手が離れてほっとする時期
までに、人生のうちでもっとも充実感を感じるときかもしれない
他方、男の50代は、社会的地位と収入のピークだろう

人生のピーク(絶頂期)はいつか?いつがピークかは、過ぎてしまわなければ
わからないものだ
自分が下り坂にあって、振り返った時に始めて、あれが人生のピークだったのか、とわかる

若さにまかせての大量生産はできなくなる
年齢とともに衰えを受け入れ、能力に応じた戦線の縮小をはかり、収入に応じ
た生活規模を考えればよい
なのに、世の中にあふれているのは、成長、発展、拡大、進歩の思想とノウハ
ウばかりである
これに対して後退と縮小の思想もノウハウも不足している

ピークを過ぎても人生は続く
そして下り坂の景色も悪くない』

● 自分の人生の中で一番充実していた時はいつか?という問いかけを自分に
してみたことはありますか。私は68歳ですが、問いかけてみたことはありま
せん
たいした人生を送ってこなかったからでしょうか
なんとなく今が一番充実している時だ!と思っているからでしょうか

● ユングは40歳を人生の折り返し点という。それをマラソンに例えて話し
てみる

行きは必死に走るだけで景色を見る余裕はないよね。折り返したらどうだろ
う。行きには見えなかった景色が見えてくることもあるのじゃないの。少し
景色を楽しみながら走ろうよ、と。
あわせて太陽が傾くから、人生のシャドウの部分も見えるようになるんだけ
どなー・・・

● ライフプランセミナーでは少し固く話してます
『人生90年時代を視野に入れた長期的ビジョンを − 生きがい、働きが
いの創造

「生涯育自」の時代 : 自らの生きがい、働きがいを創造する』と


2008.09.11:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
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