「やはりガンの疑いがあります」と言われて:生涯学習ノート

生涯学習ノート
「やはりガンの疑いがあります」と言われて
金曜日に行ったMRIの結果を聞きに、女房と二人で大学病院外来に行ってきま
した
1時間以上も待たされて結果は「やはりガンの疑いがありですね」というお言

覚悟をして行ったので「ああそうですか、次はPETですね」という会話の流れ
になりました

その前に、女房が一緒だったので、Drは今までの経過をきちんと女房に話して
くれました
それだけでも女房と一緒に行った甲斐があったというもの

「ではPETの予約をしましょうね、10月6日10時からということにしましょう」
「PETで最終判断をされるのですね」
「組織をとって検査という手もありますが、PETで大体わかるでしょうー」

「PETでガンと診断が下された場合、抗癌剤の投薬を考えます。東北大学では
いま抗癌剤の治験をやっております。点滴剤のジェムザールを使う、内服薬の
TS1(ワン)を使うか、両者の併合にするか、3つの選択があります」

まだガンと決まったわけでもないのに、話はどんどん先へ進んでいってしまい
ます

点滴は毎週1回外来で採血検査をしたあとに点滴ルームに行って1時間かけて行
うのだそうです
膵臓がん用に開発されている薬品はすくないので、TS1かジェムザールのどち
らかが効いてもらわないとバンザイになるらしいのです

最後に今まで気になっていた二つのことを聞いてみました

一つは、再発したとすれば、私の術後の生活態度がよろしくなかったからか?、ということ
良かれと思って仕事を続けることを選択しました。仕事以外にあちこちと出か
けては酒も飲みました
久しぶりに会った友人と話が弾んでつい深酒もしたこともあります
そんなことをしているから再発したのだろうか!と気になっておりました

Drの返事「関係ありません。あなたの健康状態については毎月きちんと診てお
りました。腫瘍マーカーも異常なしでしたし、見た目にも元気がありましたか
らね」

二つ目は、最近疲れ気味になるのは、肝臓に転移したからか?、ということ
Drの返事「関係ありません。疲れやすいとすれば、加齢のせい、季節の変わり
目のせい、気持ちの持ちようのせいではないでしょうか」

手術後1年5ヶ月、今にして思うと少し生き急いだ感があります
仕事で遠方まで出張したり、立ちっぱなしの仕事を5日間も連続してやった
り、同級会やなにやらで秋田、札幌、宇都宮などへもでかけたり・・・酒も飲
みました

ガンを意識し、死を意識したせいでしょうか、少しいやり過ぎの感もあるのです
でもものすごく濃縮された充実した1年5ヶ月でした

術後の不安を感じながらも、自分のやりたいことをやり続けてこれた自分をほ
めてやりたいという思いです
またそのように生きさせてくれた女房、家族、仲間の皆さんに感謝したいと思います

ですから今日は「ガンの疑いがあり」といわれたのに、ほっとして帰ることが
できたのです

また明日から新たな気持ちで頑張っていきます






2008.09.22:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
充実の1年5ヶ月!
ブログ読ませていただきました。

なかなか同じ心境で感じることはできないのですが、せめて出来る範囲で、自分が同じ立場でいるときをイメージしてみました。

約10分間、ただひたすらにそのイメージを働かせてみました。
結果は? やっぱり無理でした。

生き急ぐ、っていうことってあるのかなぁ、と思いました。
他の人にはとても真似のできない強い精神力と、知恵と実行力、これまでの付き合いでの幅広く深い人とのつながり、それら、総合力すべてを出し切って輝いた1年5ヶ月、ということですよね。

これからもまだまだ続くと信じています。
そして祈っています。
2008.09.22:はせがわ [修正 | 削除]
遠く会津より・・・
これほどまで一日、一日を大切に過ごしていらっしゃる。
そんな様子に触れ、自分のこれまでを深く反省しています。
「再発」という一大事でありながら、ここまで冷静でいらっしゃる。
言葉がありません。

充実したお時間はまだまだ続きます。
遠く会津より願っています。。。
2008.09.22:やまぐち [修正 | 削除]
祈っています
>「ガンの疑いあり」といわれたのに、ほっとして帰ることができたのです。

生き急ぐというよりも、「一瞬、一瞬を生き切る」そんな言葉が心に浮かびました。そんな生き様に近くで触れられることに、とても感謝しています。でも、他の言葉にならない思いで一杯というのが正直なところです。

これからもその温かな(というより熱いかな)時が続きますように、心から祈っています。
2008.09.22:まめこ [修正 | 削除]
長朗らしい生き方を!
覚悟をして結果を聞いたとはいえ、事実を受け止めるのは奥様共々辛かったことでしょう。それまでの時間の長さ、先生の淡々とした言葉には冷たいものを感じます。宣告された患者の心を推し量るような配慮はあるのでしょうか?仕事とはいえあまりにも形式過ぎて愛があまり感じられませんね(怒)。
長朗はがんであってもなくても前向きで、積極的で、情熱的で、行動的で、愛情があって優しくて素敵な方です。がんになってより心優しく素敵になったかなあ!
これからも長朗らしく生き生きとお過ごしください。我々のモデルですから。
2008.09.22:おちよ [修正 | 削除]
あるがまま
ブログ拝見させていただきました。ご報告ありがとうございます。
長朗も先生も奥さんも立派ですねぇ。

ものごとをあるがままに伝えることって難しいですよね。そして、あるがままに受け止めることはもっとに難しい。
長朗の居住まいが、先生のまっすぐな話をひきだしているような気がしてなりません。

9月27日の芋煮会、思い出に残るものにしたいです。
みんなが繋がって、時間がゆっくりと流れるような。

週末は気温が下がるようです。どうぞ、寒くないようにして山形へお越しください。

2008.09.23:原田幸雄 [修正 | 削除]
私たちの願い
この3日間、留守にしてました。
検査の結果を気になっておりましたが…そうですか、来月6日というと、ちょうど2週間先のことですね。
以前に「もしも転移になったときの身の処し方」とやらをメールにて説いていただきました。現実的に少しずつ今からでも転移を極力阻止できるあらゆることを考えていきましょう。
これまで培われてきたことの全てが、今だからこそご自身に活かされると思うのです。
どうか生きいそがないでください、と無責任にも言い放ってしまいましたが、更にしつこくお願いするばかりです。
2008.09.23:ひだまり [修正 | 削除]
死に急ぎはしない
Cnetの皆さんの書き込みありがとうございました
もしCnetの皆さんとお知り合いになっていなかったら・・どれくらい落ち込んでいたことでしょう・・・
引き合わせてくれた沼田さんに感謝です

本来なら参加する資格がない長朗でしたが、罪滅ぼしさせていただく、何かのお役に立てれば、という思いで無理やり参加させていただきました
恥ずかしながらも、逃げないで前へ進んだことが、「今」につながってくれました

がんにも逃げないで自分なりに向き合っていくつもりです

生き急ぎを反省しているようなことを書きましたがこれからも
急ぎそう・・・

でも死に急ぎはしないつもりです
2008.09.23:長朗 [修正 | 削除]
教えていただき他のですが
佐藤です。いよいよ明日久しぶりの東北です。

今回はお声がけありがとうございます。

思えば親父とお袋を連れて行った芋煮会を思い出します。

ブログ拝見しました。ガンというのは本当に分からない?

実は親父が今、肺ガン(中皮腫=アスベスト)で入院しておりま

す。まさに我が家にもガンがやってきたということになります。

さすがの親父もショックのようです・・・

やはりガンとは仲良くやっていくのだ一番なのでしょうか?

また、いろいろ教わりたいと思ってます。それでは!!



2008.09.25:佐藤 準一 [修正 | 削除]
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