お家に関する男女の温度差。:ライフスタイルをデザイン【The Clover House】
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ふと目にとまった文化面の記事がありました。
「庭模様」と題されたコラムで、
書いた方は、直木賞作家の佐藤賢一さん。
私達の高校の先輩で、現在もここに住んでます。
(しかも、我が家の近所らしい…)
で、おおよその内容は、
筆者が数年前に家を建てたとき、
彼の奥様は専ら建物の内部(台所、壁紙の色、カーテン等)に
興味を示し、建物の外部(外壁、屋根の形、庭等)には
全く関心を示さなかったそうです。
つまるところ、女性にとって、家の大事は実用性と快適性であり、
反対に、男性にとっては、家の多くは見栄だ、そうです。
そのため、男性にとっては、外壁や屋根の形、庭も含めて、
見てくれが大事、だとか。
特に、庭を見れば、男が分かる、家を見るよりはよく分かる。
または夫婦の力関係が見えるんだ、とか。
夫婦の力関係において、庭が後回しにされるのは、
往々にして妻の力が強いという証、ということのようです。
そういえば、実家の父は、異常に(?)庭の芝生にこだわってます。
家事は一切しないのに、芝生のお世話は欠かしません。
庭に植えてる木々や消雪設備に関しても、よく指示を出しています。
そんな実家は、昔ながらの亭主関白型です(笑)。
実家を建てたときも、大まかなことは父がほとんど決めていたみたいです。
私がClover Houseに関して、
ここはこういう風にして決めたんだよ、と母に説明すると、
「いいわね、自分で決められて。
この家を建てたとき、もう、お父さんと喧嘩になるから、
あんまり細かいことは考えなかったのよね。」
と、よく言われます。
確かに、夫婦で家を建てたら、お互いの考えがぶつかるところが
あって当然だよなあって、思いました。
それは、私にとって、一人で建てる数少ないメリットの一つでしょうね。
私だけの想いをストレートにつぎ込めるというのは、確か。
思い返してみると、家を建てると言うことに関して、
ほとんど無知の状態で始まったとき、やっぱり気にしていたのは、
間取りとか、自分が必要とする室内の設備やら日常生活の状態など。
家の外は全く考えていなかったですね。
ラッキーなことに最初の段階から、Kくんが外回りや外観に関して
提案してくれていたので、なにも悩まなくてすんだっけなあ、と
いうことに気づきました。
(彼はプロだから、全体を見ていたとは思うのですが)
これも、佐藤賢一さんの言う男女差なのかなあ。
いい具合に役割分担できてるように思います。
庭ねえ…やっぱり住み始めてから、ゆっくり考えて作ります。
佐藤賢一さんに、万が一見られても、恥ずかしくないように(笑)。